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LEDヒートシンク&熱基板

高出力LEDの設計では、発光効率だけでなく熱対策が製品寿命や光束維持に大きく関わります。照明機器、表示機器、産業用装置に組み込まれるLEDは、実装条件や筐体構造によって温度上昇の傾向が大きく変わるため、用途に合った放熱部材の選定が重要です。このページでは、LEDヒートシンク&熱基板を中心に、選び方の考え方や構成要素の違いを整理してご紹介します。

LED向け放熱部材のイメージ

LED向け放熱設計で押さえたいポイント

LEDは低消費電力のイメージがある一方で、高輝度化や高密度実装が進むほど、発熱をどう逃がすかが設計上の課題になります。接合部温度が上がると、明るさの低下や色味の変化、部品寿命への影響が生じやすくなるため、光学・電気と並んで放熱設計の検討が欠かせません。

その際に使われるのが、熱を空気中へ逃がすヒートシンクと、LEDパッケージから効率よく熱を伝える熱基板です。必要に応じて、温度監視用の基板実装温度センサーを組み合わせることで、実装後の温度評価や保護設計にもつなげやすくなります。

LEDヒートシンクと熱基板の役割の違い

LEDヒートシンクは、LEDモジュールや基板から伝わった熱を受け取り、表面積を使って周囲へ放散する部材です。フィン形状、材質、サイズ、取り付け方法によって放熱性能や実装性が変わるため、装置全体の構造と合わせて選ぶ必要があります。

一方、熱基板はLED実装部の熱伝導経路を整える役割を持ちます。たとえば、Bergquist 805245のようなLED IMSサブストレートは、LED実装と熱拡散の両立を考える場面で有用です。ヒートシンク単体で考えるのではなく、基板から筐体までの熱の流れを連続して見ることが、安定した設計の基本になります。

形状や構造で見る主な選定ポイント

LED向けヒートシンクでは、ラジアルフィン、縦方向フィン、全方向フィン、ファン一体型など、形状によって得意な放熱条件が異なります。自然空冷中心の設計では、空気の流れに対してフィンがどのように熱を逃がせるかが重要で、設置方向や周辺スペースの影響も無視できません。

たとえば、Wakefield Thermal 19756-M-ABや19755-S-ABのようなラジアルフィンタイプは、円形LEDモジュールとの組み合わせを検討しやすい構成です。Aavid 500400B00000Gのような縦型形状は、限られたスペースで実装レイアウトを考えたい場合の候補になります。さらに、Sunon LA006-007A83DYのようなファンシンクは、自然空冷では余裕が少ない条件で検討しやすい冷却モジュールです。

代表的なメーカーと製品例

掲載製品では、Wakefield ThermalのLED向けヒートシンクが比較的幅広く見られます。小型から大型までラジアルフィン形状の選択肢があり、Bridgelux対応品を含めて、モジュールに合わせた検討がしやすい点が特長です。たとえばFLOWLED-7040は円形サイズを意識した構成で、19754-M-ABはより大きな放熱容量を必要とする場面の候補になります。

また、Sunonはファンシンクのような能動冷却を含む構成で検討しやすく、Advanced Thermal SolutionsのATSEU-077B-C6-R0はSTAR LED向けのヒートシンク例として参照できます。熱基板の観点ではBergquistのIMSサブストレートがあり、ヒートシンク単体ではなく実装面からの熱移動を重視する設計にも対応しやすいラインアップです。

用途に合わせた選び方

選定時は、まずLEDの発熱量や想定電力、取り付けるモジュール形状、筐体内の空気の流れを確認することが大切です。高出力になるほど、ヒートシンクのサイズやフィン構造だけでなく、ねじ固定の可否、実装面の接触条件、周辺部品との干渉も重要になります。

屋内照明や表示用途では、省スペース性と見た目のバランスが重視される一方、産業機器では連続稼働時の温度安定性が優先されることもあります。必要に応じてサーミスタなどの温度検出部品を組み合わせることで、保護制御や評価試験の精度向上にもつながります。

放熱部材を選ぶ際の実務的な確認事項

製品仕様を見る際は、寸法だけで判断せず、材質、フィンスタイル、取り付け方法、想定するLEDとの適合性をあわせて確認すると効率的です。アルミニウム製は一般的に扱いやすく、重量と放熱性のバランスを取りやすい一方で、最終的な性能は取り付け面や周辺環境にも左右されます。

また、実機評価では周囲温度の変動や密閉度の高い筐体条件が結果に影響します。過熱保護まで含めて設計する場合は、サーマルカットオフのような関連部材も視野に入れると、より実運用に近い検討がしやすくなります。

LED実装の安定性を高めるために

LEDヒートシンク&熱基板は、単なる付属部材ではなく、発光性能と信頼性を支える重要な構成要素です。形状、サイズ、冷却方式、実装方法の違いを整理して選ぶことで、設計のやり直しや温度トラブルのリスクを抑えやすくなります。

掲載製品の中には、Wakefield Thermalのラジアルフィン製品群、Sunonのファンシンク、BergquistのLED IMSサブストレートなど、検討の起点にしやすい製品がそろっています。LEDモジュールの条件と装置全体の放熱経路を見ながら、用途に合った構成を比較して選定してみてください。

























































































































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