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オシロスコープ(NI)

高速な信号を正確に捉えるには、本体の性能だけでなく、測定対象や周波数帯に合ったプローブ選定まで含めて考えることが重要です。研究開発、評価試験、製造ラインの波形確認など、用途ごとに求められる帯域・入力レンジ・測定方式は大きく異なります。

オシロスコープ(NI)のカテゴリでは、単体の波形観測だけでなく、NIの計測プラットフォームと組み合わせた柔軟なテスト環境を検討しやすいのが特長です。パッシブプローブ、アクティブプローブ、差動プローブに加え、高速デジタイザとの連携を含めて、用途に応じた構成を選びやすくなっています。

NIのオシロスコープ関連機器と測定アクセサリのイメージ

NIのオシロスコープ関連機器が選ばれる場面

NIのオシロスコープ関連製品は、単純な波形表示にとどまらず、自動化された測定やシステム組み込みを前提とした現場で特に適しています。評価ベンチでの信号観測はもちろん、量産検査や長時間のデータ取得、複数機器を組み合わせた計測システムにもなじみやすい構成です。

また、プローブの選択肢が用意されているため、低電圧の高速信号から比較的高い電圧レンジの測定まで、対象に応じて使い分けやすいのも実務上の利点です。メーカー全体の製品群を確認したい場合は、NIの取扱製品一覧もあわせて参照すると、周辺機器を含めた検討がしやすくなります。

プローブ選定で見るべき基本ポイント

オシロスコープ測定では、まず帯域幅と電圧レンジの整合が欠かせません。高周波信号を観測する場合、プローブ側の帯域が不足すると波形の立ち上がりや細かな変化を正しく把握しにくくなります。一方で、対象電圧に対して余裕のないプローブを選ぶと、安全性や測定信頼性の面で不利になります。

もうひとつ重要なのが、シングルエンドか差動かという測定方式です。GND基準で観測する一般的な測定にはシングルエンドが向きますが、フローティング信号や2点間の電位差を重視する場面では差動方式が適しています。減衰比も入力への影響や観測しやすさに関わるため、10Xや100Xの違いは用途に応じて見極めたい要素です。

代表的なラインアップと使い分け

比較的幅広い用途で検討しやすいパッシブプローブとしては、NI SP200B、NI CP400X、NI CP500X、NI SP500X、NI SP500Cなどがあります。たとえば、200 MHz帯の一般的な回路評価ではNI SP200Bが候補になりやすく、より高い周波数帯まで見たい場合には500 MHzクラスのモデルが視野に入ります。10Xだけでなく100X減衰のNI SP500Cのような選択肢がある点も、対象回路によっては有効です。

さらに高速な信号観測では、アクティブプローブの活用が有力です。NI SA1000X、NI SA1500X、NI SA2500Xは、1 GHzから2.5 GHz帯までの測定を検討する際の代表例で、低電圧の高速信号評価に向く構成として考えられます。差動測定が必要な場合には、NI NI-5191のような差動アクティブプローブが候補となり、スイッチング回路や高速インターフェースの一部評価でも検討しやすくなります。

高速デジタイザと組み合わせるメリット

波形の取得・解析をより高度に行いたい場合、プローブだけでなく高速デジタイザとの組み合わせが重要になります。たとえばNI PCIe-5775 FlexRIO Digitizer Deviceは、6.4 GS/s、2チャネルの構成を持ち、高速信号の取り込みとFPGAベースの処理を視野に入れたシステム設計に適しています。単なる観測ではなく、リアルタイム処理や独自アルゴリズムを含めた計測環境を作りたい場合に有力です。

このような構成は、先端研究、通信評価、パルス信号解析、試験装置への組み込みなどで活用しやすい考え方です。測定対象が複数系統にまたがる場合は、用途に応じてNIのスイッチ製品と組み合わせ、チャネル切替を含めた自動試験の構成を検討するのも有効です。

用途別に考える選び方

設計評価やデバッグ用途では、対象信号の周波数帯と波形品質を優先し、必要に応じてアクティブプローブや差動プローブを選ぶと判断しやすくなります。一般的な電子回路の確認であれば、パッシブプローブでも十分対応できる場面は多く、まずは対象レンジと測定点数の整理が重要です。

一方、量産検査や自動試験では、測定器単体の性能に加えて、再現性、接続性、システム統合のしやすさも選定軸になります。前後工程で電圧・電流・抵抗などの基本測定が必要なケースでは、デジタルマルチメータ(NI)と役割を分けて構成すると、テストフロー全体を整理しやすくなります。

導入時に確認しておきたい実務ポイント

選定時には、対象信号の最大電圧、必要帯域、測定方式、接続のしやすさを先に整理しておくと、候補を絞り込みやすくなります。特に高速測定では、プローブの種類によって回路への負荷や取り回しが変わるため、仕様表の数値だけでなく、実装環境との相性も確認したいところです。

また、単発の評価で終わるのか、継続的な試験システムに展開するのかでも、選ぶべき構成は変わります。制御通信や外部機器連携まで含めて検討する場合は、GPIB、シリアル、およびイーサネット関連カテゴリもあわせて確認すると、システム全体の見通しを立てやすくなります。

まとめ

NIのオシロスコープ関連製品は、プローブの種類が比較的明確に分かれており、一般的な回路確認から高速信号評価、差動測定、さらにデジタイザを使った高度な波形取得まで、目的に応じて構成を考えやすいカテゴリです。重要なのは、単に帯域の大きさだけで決めるのではなく、測定方式、入力レンジ、将来のシステム拡張も含めて判断することです。

用途が固まっていれば、必要な性能と周辺機器の関係も整理しやすくなります。対象信号や評価環境に合った組み合わせを比較しながら、現場に適したオシロスコープ構成を選定してみてください。

























































































































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