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ロードセルトランスミッタ

生産設備や試験装置でロードセルを使うとき、センサの微小なmV/V信号をそのまま扱うのは簡単ではありません。PLC、表示器、データ収集機器へ安定して信号を渡すには、用途に合ったロードセルトランスミッタの選定が重要です。このカテゴリでは、荷重信号の変換・伝送に用いられる機器を中心に、導入時に確認したいポイントや周辺構成の考え方を整理しています。

ロードセル信号を電流・電圧出力へ変換するトランスミッタのイメージ

ロードセル信号を扱いやすくする役割

ロードセルは一般に、荷重に応じて非常に小さな電気信号を出力します。この信号をそのまま長距離配線したり、一般的な制御機器へ直接入力したりすると、ノイズや信号レベルの違いが課題になりやすくなります。そこで使われるのが、ロードセル出力を電流出力電圧出力へ変換するトランスミッタです。

特に設備組み込み用途では、4~20mAや0~10Vのような標準信号へ変換できるかどうかが、システム設計のしやすさに直結します。ロードセル単体の性能だけでなく、変換後にどの機器へ渡すのかまで含めて考えることで、測定の安定性や保守性を高めやすくなります。

選定時に確認したい主なポイント

ロードセルトランスミッタを選ぶ際は、まず出力形式を明確にすることが基本です。受け側がPLCや調節計なら4~20mAが適する場面が多く、電圧入力を前提とする機器なら0~5V、1~5V、0~10Vなどが候補になります。既設設備に合わせるのか、新規設計で最適化するのかによっても判断は変わります。

次に、入力条件としてロードセルのmV/Vレンジ、励起電圧、電源条件を確認します。さらに、盤内実装か装置内省スペース実装か、温湿度条件に余裕があるかといった設置環境も見逃せません。精度だけでなく、配線距離、応答性、ゼロ・スパン調整のしやすさまで含めて比較すると、導入後の運用が安定しやすくなります。

出力信号の違いと使い分け

電流出力タイプは、外来ノイズの影響を受けにくく、比較的長い配線距離でも扱いやすい点が特長です。設備監視や制御盤への引き込みでは、4~20mAがよく使われます。断線検知のしやすさを重視する現場でも選ばれやすい方式です。

一方、電圧出力タイプは、接続先機器が電圧入力を前提としている場合に適しています。たとえば0~5V、1~5V、0~10Vなどは、制御機器や一部の測定系で扱いやすい形式です。CURIOTECのCTT-Ⅰ420、CTT-Ⅰ020、CTT-Ⅰ040は電流出力の検討時に、CTT-V005、CTT-V105、CTT-V010は電圧出力の検討時に比較しやすい代表例です。

コンパクト実装から試験用途までの構成例

装置組み込みでは、サイズや電源条件が制約になることがあります。CURIOTEC STT-12VやSTT-24Vのように、比較的コンパクトな構成で電圧出力に対応するタイプは、省スペース化を重視するケースで検討しやすい製品群です。制御盤内や小型装置内で、ロードセル信号を扱いやすい標準信号へ整えたい場合に相性があります。

一方、評価・試験寄りの用途では、単純な信号変換だけでなく表示、制御、記録との連携が求められることがあります。たとえばAikohの1018 力測定アンプは、力・トルク試験用センサやスタンド制御と組み合わせる文脈で考えやすい機器です。また、トルクセンサ評価を伴う構成では、KISTLER 4700B Evaluation instrument CoMo Torqueのような評価機器が参考になります。ロードセル用トランスミッタとは役割が異なりますが、信号処理・計測系をどう組むかという視点では比較対象になります。

関連機器との組み合わせで考える

ロードセルトランスミッタは単独で完結する機器ではなく、センサ、表示器、制御機器、記録機器と組み合わせて使われます。センサの原理や測定系全体を理解したい場合は、ひずみゲージひずみ計のカテゴリもあわせて確認すると、信号の成り立ちや計測方法の違いを把握しやすくなります。

また、現場で値の確認や設定変更を行う構成では、計量インジケータとの役割分担も重要です。トランスミッタは信号変換、インジケータは表示・演算・しきい値管理というように、機能を整理して選定すると、過不足の少ないシステムを組みやすくなります。

導入前に見落としやすい確認事項

実際の選定では、ロードセルの定格出力だけでなく、装置側の電源、入力インピーダンス、必要な分解能、周辺ノイズ環境も確認しておきたいポイントです。仕様上は接続可能でも、現場条件によってはゼロ点の安定性や再現性に影響が出ることがあります。特に既設設備の更新では、旧機器の出力レンジと受け側の設定をあらかじめ照合しておくと、置き換えがスムーズです。

さらに、メンテナンス性も重要です。ゼロ調整・スパン調整のしやすさ、盤内での配線作業性、交換時の互換性は、長期運用で差が出やすい部分です。カタログ値だけではなく、どの設備で、誰が、どのように使うかという運用面まで含めて選ぶことが、失敗を減らす近道になります。

このカテゴリで比較しやすい製品群

このカテゴリでは、CURIOTECの各種ロードセル送信機を中心に、0~20mA、4~20mA、0~40mA、0~5V、1~5V、0~10Vといった複数の出力形式を比較できます。用途に応じて信号形式を選びたい場合に、候補を整理しやすい構成です。メーカーを横断して計測系を検討したい場合には、試験用アンプや評価機器も含めて全体像を見ていくと、必要な機能の切り分けがしやすくなります。

ロードセルの信号をどの形で取り出し、どの機器へ渡すかが明確になると、選定は大きく進みます。装置組み込み、監視、試験、記録などの目的に合わせて、出力形式・電源条件・設置性を比較しながら、自社設備に合うロードセルトランスミッタを検討してみてください。

























































































































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