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電圧

電圧信号の計測や出力は、評価試験、製造設備、研究開発、遠隔I/O、フィールド計測まで、幅広い現場で必要になります。扱うレンジやチャンネル数、更新速度、絶縁の有無によって適した構成は大きく変わるため、用途に応じて選べるカテゴリを確認しておくことが重要です。

この電圧カテゴリでは、電圧入力・電圧出力を中心に、PXI/PXIe、PCIe、Remote I/O、FieldDAQ、さらに液晶デバイス向けの電圧コントローラまで、目的の異なる機器を比較しやすい形で掲載しています。単純に「電圧を扱う機器」を探すだけでなく、システム全体の信号経路を意識して選定したい方にも適した構成です。

電圧計測および電圧出力に関連するモジュール機器のイメージ

電圧カテゴリで扱う主な機器の考え方

同じ電圧関連機器でも、役割は大きく分かれます。ひとつはセンサや設備からの信号を取り込む電圧入力機器、もうひとつは制御対象へ指令値を与える電圧出力機器です。試験装置や自動化システムでは、この入出力を組み合わせて閉ループに近い構成を作る場面も少なくありません。

たとえば、PCベースの計測制御で高チャネルの出力が必要な場合は、NI PCIe-6738やNI PXIe-6739のようなアナログ出力デバイスが候補になります。一方で、分散配置や制御盤周辺のI/O拡張を重視する場合は、NI REM-11115のようなRemote I/O向けモジュールが検討しやすくなります。

用途別に見る選定ポイント

選定時は、まず「測るのか、出すのか」を明確にすることが基本です。そのうえで、必要な電圧レンジ、分解能、チャンネル数、更新レート、設置環境を整理すると、候補を絞り込みやすくなります。

高密度のアナログ出力が必要なテストシステムでは、32chや64ch構成を持つPXI/PXIeモジュールが有力です。たとえばNI PXIe-6738やNI PXIe-6739は、多チャネル出力を必要とする自動試験やシミュレーション用途で比較対象になりやすい機種です。静的な設定値の出力や電流・電圧の両方を扱いたい場合は、NI PCI-6704のようなタイプも実務上は扱いやすい選択肢になります。

逆に、現場設置や耐ノイズ性を意識するなら、絶縁や分散配置の考え方が重要です。電圧入力側では、NI FD-11603やNI FD-11605のようにFieldDAQ系の機器があり、フィールドに近い場所でのデータ取得を考える際に役立ちます。より汎用的な入出力構成も比較したい場合は、多機能I/Oもあわせて確認すると、システム全体の設計がしやすくなります。

代表的な製品例と使い分け

NIのラインアップでは、PC内蔵型からPXI/PXIe、Remote I/O、FieldDAQまで、電圧関連機器の構成を段階的に選べる点が特徴です。たとえばNI PCIe-6738は32チャネルのアナログ出力を必要とする構成に、NI PXIe-4322は電圧レンジや出力条件を踏まえてより専門的な出力用途に向いた候補として検討できます。

入力系では、NI REM-11100がRemote I/O環境での電圧入力モジュールとして位置づけられます。設備近傍で信号を収集したい場合や、制御盤周辺で配線を整理したい場合に、こうした分散型モジュールは有効です。また、NI RM-26999のような電力計測向けコンディショナは、電圧計測をより実用的な計測系へ接続する際の補助的な役割を担います。

THORLABSでは、THORLABS LCC25 液晶デバイス用ベンチトップ電圧コントローラのように、一般的なDAQモジュールとは異なる目的の装置も含まれます。これは液晶デバイスの駆動や光学系の調整など、研究開発・実験用途で電圧制御を行いたいケースに向いた製品例として理解すると分かりやすいでしょう。

入力機器を選ぶときの確認事項

電圧入力機器では、対象信号のレンジとサンプリング条件を最初に確認する必要があります。低速で安定した監視が中心なのか、変動を追いたいのかによって、求める性能は変わります。さらに、現場配線が長い場合やノイズの多い環境では、絶縁やフィルタの考え方も無視できません。

たとえばNI FD-11603やNI FD-11601は、複数チャンネルの電圧入力を同時に扱いたい場面で比較しやすい機種です。±10 V系の信号を中心に扱う計測では検討しやすく、より広い入力レンジが必要な場合はNI FD-11605のようなモデルが候補になります。もし電圧だけでなく電流信号も含めて検討しているなら、電流カテゴリも併せて確認すると、信号種別ごとの整理がしやすくなります。

出力機器を選ぶときの確認事項

電圧出力機器では、チャンネル数と更新速度に加えて、出力レンジや分解能、制御対象との接続方法が重要です。多軸制御や多数の疑似信号生成では高チャネル密度が重視される一方、設定値の保持や比較的低速な制御では、静的出力タイプのほうが適している場合もあります。

NI PCI-6704は電流・電圧の両方を扱える構成として、設備の設定信号や簡易な制御信号の出力に向いた考え方ができます。より高速な更新を前提にする場合はNI PCIe-6738、さらにPXIベースで高密度化したい場合はNI PXIe-6738やNI PXIe-6739が候補になります。信号のON/OFF制御や状態監視も組み合わせるシステムであれば、デジタルI / Oとの組み合わせも実務ではよく行われます。

システム全体で見るときのポイント

電圧カテゴリの機器選定では、単体性能だけでなく、どこに設置し、どのバスやプラットフォームで運用するかも重要です。PC直結、PXIシャーシ、分散型Remote I/O、現場計測向けFieldDAQでは、設計思想そのものが異なります。装置開発か、設備監視か、研究用途かによって最適な形は変わります。

また、分散制御や遠隔配置を前提にする場合は、I/Oモジュール単体だけでなく通信方式も検討対象になります。システム連携まで視野に入れるなら、産業用通信バスとの関係も見ながら構成を考えると、導入後の拡張性を確保しやすくなります。

目的に合った電圧機器を絞り込むために

電圧の計測・出力は一見すると似た製品に見えても、実際には用途が大きく異なります。高チャネル出力、分散I/O、絶縁入力、電力計測補助、液晶デバイス制御など、必要な役割を明確にすることで、選定の精度は大きく変わります。

このカテゴリでは、NIとTHORLABSの代表的な機器を中心に、システム構成に応じた比較検討がしやすくなっています。対象信号、設置環境、必要チャネル数、入出力の方向を整理しながら、自社の試験・計測・制御要件に合う電圧関連機器を選定してみてください。

























































































































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